2021年 槍ヶ岳の記録
今回で生涯3回目の槍ヶ岳ですが、案内側としては初の槍ヶ岳でした。
・9月30日(木)
槍ヶ岳日帰り(新穂高~槍平小屋~千丈乗越~槍ヶ岳~飛騨乗越~槍平小屋~新穂高)
元気いっぱい山バカ移住女子、うたこ
山を始めて半年で槍ヶ岳デビュー、北野
トレランでお馴染み実の叔父 文明さん
の4人でアタックかけてきました。
槍平小屋までは比較的緩やかな長いアプローチルート。
槍平小屋前の滝谷あたりで明るくなってくるのを想定して、真っ暗闇のAM3時頃スタートです。
今回は直前の地震の影響で落石の恐れもあったので、アプローチの段階からヘルメット着用。
やはり槍平小屋までのルートでは、ルート上の岩が欠けていたりと落石痕が見受けられました。
5感をフル活用して、慎重に進みます。
想定通り、槍平小屋あたりでヘッドランプがいらない明るさとなり、張りつめていた緊張感から少し解放されます。
ここらで少し休憩をしてから、さあここから登り本番です!
最年長の文明さん、アプローチ終了のこのあたりで少しバテテきました。
登ってのぼって
はい、ここで視界が一気に開けます!
お天気バッチリ!
ここで分岐があり、
左手の尾根まで登ってから尾根上を進む千丈沢乗越か、正面のガレ場をつづら折りで登る飛騨乗越か。
雨天や強風、ガスっていたりすれば飛騨乗越一択ですが
お天気バッチリ、景色バッチリな日は迷わず千丈沢乗越でしょう!
元気いっぱいうかれるうたこ へばり気味の北野とせがれ
最高のお天気です!
いや~この千丈沢乗越がきつかった。。。
一度店主に8年ほど前に連れてきてもらいましたが、この長さ、もう全然記憶にありませんでした。
ですがこの時点で槍ヶ岳山荘は目と鼻の先、
あとちょっと、あとちょっと、が遠くて本当にキツイ!!!
この時点で文明さんは、見える範囲で遅れ気味。
そしてなんとか、着きました。
槍ヶ岳山荘!
槍の穂先が目の前に!何度きてもテンションの上がる景色ですよね。
そしてなんとタイミング的に運が良かったのか、山荘についた時点で山荘にも穂先にも登山客なしの独占状態!
↑だーれもいません!
まあまずは落ち着いて
あせらずここで一発、ここまで我慢していた脱糞を。(勿論、快便でございました。)
初槍ヶ岳の北野とうたこ
穂先を見上げつつ、やべーなー俺いけるかなー とビビり始める北野。
ウキウキワクワク、 山バカうたこ。
てっぺんまで標高差100mの岩登り、鎖、はしご。
さあ気を引き締めて、いざ行かん!
始めての岩場で少しへっぴり腰の北野。(そりゃあそうだ!)
慣れた手つきで登るうたこ。
三点支持で安全に、安全に。
最後のはしごを登り切って、
着きました!槍ヶ岳山頂3180m
北野、うたこ おめでとう!
お天気バッチリで最高の展望です。
ここで少々3人で一服タイム。
山頂らへん絶対寒いってことで、この日の為にpatagoniaのナノパフベストを購入してくれた北野。
全然寒くありませんでした!笑
とりあえずは街で使いましょう。
そうこうしていたら、文明さんが山荘に到着したのが山頂から確認できました。
一旦降りて文明さんと合流。だいぶバテバテの模様。ナイスファイトです!
ってことで、もう一度一緒に登りなおし。
ハイシーズンでは渋滞で時間のかかるこの穂先までのルートを、好きなように駆け巡れる。
なんて贅沢なことでしょうか!
山荘の方がルートの整備中。いつもありがとうございます。
文明さん、岩場は得意なようでガシガシ登って
文明さん、おめでとう!
全員無事に槍ヶ岳山頂ゲットです。
下山は槍平小屋でゆっくり休憩させていただいて、長いアプローチルートを戻ります。
なんだかんだ下山時のこっからが、精神的にも肉体的にもダラダラと一番辛いところ。
本当に最後の最後の林道。
林道に出てからはダラダラ歩くのが嫌で、重力に身を任せて半分くらい全員で走り抜けました。
PM5時ころ、駐車場着!
14~15時間の山行となりました。お疲れ山でした!
松本に帰ってからはラーメンQで、ラーメン、チャーハン、餃子、ビールの宴で〆ました。
生きてる実感を存分に味わった1日。
ありがとうございました!
今年槍ヶ岳に案内したかったけど、コロナや仕事で一緒に行けなかった皆さん。
来年を楽しみに足腰鍛えておきましょー!